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2007/09/16

今日のぬりえ『森村泰昌』

070915

横浜美術館『森村泰昌-美の教室、静聴せよ』展に行ってきました。
今日9/15は
『放課後:校庭は宇宙の彼方へ』と題した新作映像上映会があり、
森村泰昌氏本人が来てトークイベントがあるので、どうせ行くならこの日を狙っていたんです。

この日で正解!
本展の面白さもさることながら、イベントの方では、ヴェニスの個展でしか発表していないという新作映像が見れて楽しかったです。
あと、やっぱり作者本人の声や意見が生で聞けるのは感慨深いもの。

というワケで、今日のぬりえは、そんな新作映像に感銘を受けたので、
映像に登場した、いろんな人に扮する森村泰昌氏を描いてみました。
もともと女優や名作絵画の登場人物に扮した写真が作風の森村氏ですが、
新作映像では三島由紀夫、レーニン、ヒトラーに扮して、勢いのある演説を見せてくれました。

レーニンのは、本物の大阪の日雇い労働者を登場させて、
森村氏扮するレーニンの周りに結集、演説に拳を上げさせていました。

ヒトラーのは、ヒトラー本人というよりも、チャップリンの『独裁者』のパロディ。
映画『独裁者』の中でも、でたらめドイツ語で演説するシーンがあるけど、
森村版では、でたらめ大阪弁というか、オゲレツな日本語を関西弁風味でもって、ドイツ語風に(?)熱弁していました。
これが…もう…すごく面白かったです。

三島由紀夫のは、様々なところで議論を醸し出しているようですが
私はやっぱり森村氏の芸術に対するメッセージにうなずいてしまいます。
ハチマキが「七転八起」なのもたまりませんし、
熱弁のわりに道を行き交う人は誰も聞いてない…という最後のオチも、
美術界の行く末の不安に一石投じてて、好きです。

「笑いは、人類を救えるかもしれない。(中略)それが出来るのが芸術家。」
「やっぱり芸術を信頼している」
と話していた森村氏。
私も一緒に叫びたい。
「永遠の芸術、万歳!」


そして、このぬりえを描いてて感じたのは、
森村泰昌は、既成の絵画や人物をパロディにしてる。
その作品を、また“ぬりえ”という形に昇華してパロディにしてる私…。
なんだか劇中劇のような、ミョーな感覚。
3人いるけど、ぜーんぶ森村泰昌を描いてるんですね。
ぬりえの線画が持つ“ウソくささ”が、うまく生きる題材ではないかと思いました。

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