祖父江慎さんとかもろもろ
昨日の情熱大陸、見ました?
『ブックデザイナー祖父江慎』さんでしたね。
いやぁ、ステキでした!祖父江さん!
祖父江さんとは、15年くらい前、私がまだギャラリーに勤めていた頃に漫画家のしりあがり寿さんの個展を企画したのですが、そのオープニングパーティーでお会いしたのが最初でした。
祖父江氏の『伝染(うつ)るんです。』(吉田戦車:著)のウソ乱丁本デザインに心奪われた10代の記憶を持つ私としては、お会いできるだけでもドキドキでした。
しりあがりさん共々みなさんで一緒にしゃぶしゃぶを食べに行ったのですが、次から次へと出てくるダジャレに、ホント頭の回転の早い人だと感心した覚えがあります。
しかもみんなをドッと湧かせるんですよね。
その後、何回かお会いした時も、変わらず面白い。
いつもカワイイシャツを着てて、カワイイ声でお話される。
しりあがりさんは祖父江さんの事を「シワだらけの天使」と言っていました。
そんな事を思い出しながらTVを見てました。
祖父江さんて、TVからもオーラがはみ出るようでしたね。
ゆる〜くて、早〜くて、エッヂが効いてて、でも日だまりのようで。
それでいてものすごく仕事ができる、とってもオモシロイものをつくる。
不思議でたまらないんだけど、魅力に満ちた輝きを放つ本たちになる。
ホント、スバラシイ。尊敬します。
そんな祖父江さんに褒められた装丁があります。
せっかくだからココで紹介。
| 景気ばくはつ。
著者:しりあがり 寿 |
これは、経済をテーマにしりあがり寿さんが描いた漫画の短篇を一冊にまとめたもの。
尊敬するしりあがりさんの単行本デザインをさせていただけるとあって、
無い知恵をふりしぼって私が考えたのは「経済をやわらかく読ませる」ことでした。
内容はギャグマンガだし、勢いと軽さが必要だろうと考えて、外回りはすべてフリーハンドに。
オビまで手書きです。
しりあがりさんご本人に“これはおもしろい!笑える!爆笑ギャグマンガ”と直筆で書いてもらうのは忍びなかったけど、ここでは必要だったのです。
白い爆発の形は、私がクレヨンで何度も描いたものから使いました。
タイトル文字も、印刷の版ずれを意識して、敢えて蛍光ピンクとブルーがずれている感じに。
カバーを取った本体の表紙は、しりあがりさんの原画を何度もコピーして荒らせ、タイトル文字も、何も考えてない風にチョコンと入れてあります。
本扉は、本物のガムテープをスキャンして使い、
章扉も拡大しすぎた手書きタイトルが、本からはみ出しています。
本文の印刷色も、普通なら黒なのでしょうが、マンガ週刊誌のような軽い感じを出したくて、折りごとにマゼンダや緑や紺にしています。
すべて、“軽い”つくりにするためです。
まぁ、それなりに色々考えて作ったのです。
祖父江さんには「良かったのだけど、各見出しのFONT選びが惜しかったねぇ」と言われました。
当時は「そうかなぁ?」と思ったけど、
今なら、その意味が分かりますよ!
この本、2002年刊行なのですが、今読み返してもホント面白いので、是非買って読んでみて下さい。
『炎の遺伝子操作人』もインパクト大ですが、
個人的には『痴人さんの愛』のせつなさがスキです。とくに2。
是非読んでみて下さい。
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コメント
お世話になっております!
その節は色々とありがとうございました!
夢が一つ叶った形なので、今もまだフンガフンガと興奮しております、実は。
そして感謝感謝なのです、心から。
景気ばくはつ。
早速アマゾンで注文しました!
面白そうです、ホントに。
今度ゆっくりとお時間くださいませ~。
投稿: 店主♂みやじまちゃん | 2008/02/05 16:11
みやじまさん、こんにちはー!
景気ばくはつ。買ってもらったのですね。
ありがとうございました。
またお店にも行きたいと思っていま〜す。
よろしくデス。
投稿: みみこ | 2008/02/05 22:42