ハカボンの印刷立ち会いで新潟へ
今朝6:45東京駅にて腹巻オヤジ氏と待ち合わせ、MAXときに乗り、一路、新潟のY印刷さんへ。
本日は『著名人のお墓を歩く』(=ハカボン)の印刷日。本紙校正を郵送してもらうのではなく、現場でやってしまおうということで、印刷立ち会いに行った。現場で「アカ上げて、アオ下げて」などと指示し、その場で直してもらいOKし、本番刷りに入ってもらうと、行程が一気に済むというワケだ。
9:00前には、Y印刷の応接室で待機。Y印刷訪問は2度目。社に入ったとたん、インクの匂いが漂ってきて、現場感になんか高揚〜。
ソファーに座っているとしばらくして、「1台目、あがりました!」とドアが開く。わくわくしながら階下の現場に行くと、でっかい印刷機が何台もガッチャンガッチャン回っている。わーすごいなぁ。その間を私たちが行くと、機械の担当さんたちが忙しい中、会釈してくれる。あぁ晴れがましいなぁ。それらの機械から、昨日まで私のコンピューターの中にひっそりひそんでいた熱きデータたちが、晴れがましく大きな紙に刷られて、ローラーの間からするりするりと出てくる。
この瞬間って、やっぱり感動。嬉しい。やっぱ印刷ってスキだなぁ。手で触れられなかったデータという虚像が、触れられる「現実のモノ」になる瞬間。刷られた物がうちに届くだけよりも、刷られる所が見られるのが、リアルに歓びにつながるみたい。
やっぱ現場ってスキだなぁ。職人さんたちのお顔が見られるのも、なんだか励みになる。今回は、私が直にデータを送っていた、刷版作業までやっていただいたデザイナーさんにもお会いできたし。こういう方達の手にかかって本が生まれてくるんだなぁ、と実感もひとしお。データを送れば、勝手に本が上がってくるのではない、必ず随所に人の手が入っている。敬意に似た気持ちを感じる。
ローラーから出てきたばかりの、インクが手につくほどまだしっとりとした印刷物を腹巻オヤジ氏と2人して眺める。印刷機の横で。
うん、悪くない。てか、イイ!
正直、自分で撮った写真の画像補正が、どこまで本紙で反映されるか心配だった。紙によってインクの反射率、吸い込み方も違うし、見え方もモニターとは全然変わるからだ。紙によって特に変わるのがスミで、マット紙などはスミが浅く見えてしまうもの。今回は写真メインの本なので、マット系だけど沈まなく発色の良い紙を選んだ。
色味を直す所は少々あったけど、大きくガッカリすることもなく、ピンもちゃんときてたので、ホッとした。
直しのお願いで何度かやり取りしてOKを出し、応接室に帰る。
現場の方は、1台目の注文枚数をすべて刷り上げてから、2台目の校正刷りにかかるというダンドリ。なので、2台目までは数時間空く。2台目のあがりを待つ間、腹巻オヤジ氏と1台目を切って本の大きさにしてみる。
重ねて折って、カッターを入れて…実際の本のページ順になってゆく。
あれ、コレ、いいんじゃない、面白いじゃない、イイ本じゃない!売れるんじゃない!?
と、2人ともどんどん声が高くなってゆく。イヤ〜、実際イイ本だと思うけどなぁ。
切った校正紙をじーっと眺め、眺めるのにも疲れてソファーに身を埋めてウトウトし始めた頃、「失礼します、2台目上がりました!」。
ハッと目が覚め、またバタバタと階下まで降りてゆく…。
こんな調子で4台目までチェックして来ました。最終の5台目は、これまでの感じでやっていただくと言うことで、お任せしてY印刷をおいとました。
にしても、家に帰ったらPM8:00すぎ。朝早かったし、寝てないし、眠いなぁ。
てか、日記書いてたらもう日にち変わってAM4:00だ。眠いなぁ。
早く製本されたものが見たいです。楽しみ。
うわっ!リアルCMYKだ!カッコイー!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント