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2012/10/26

富士山に挑戦:4(最終章) 須走ルート [頂上ー下りー宿]

<頂上>
AM8:50頃 頂上出発。下山へ。

↓ 頂上で2時間近くも休んだからか、体力も取り戻した。Yちゃんと2人で下山。他の皆はお鉢巡りへ。私は、もうあとは下るだけ、とウキウキ!
でも、下りの方が意外とキツイらしい。油断しちゃダメ。

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↓ 晴れて視界も良く、とても気持ちいい。雲の上を歩いてるみたい! スゴイ景色〜。うおーっ!
どこまでも遮るものがない空間。日本一の高さを実感。清々しい。
Yちゃんと2人、ニコニコしながら土煙をうしろに撒き散らしてガシガシ下る。下りは岩がなくて歩きやすい。

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↓ こんな壁のような雪渓もあった(右)。やっぱ高山なんだなぁ。

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↓ 何回かブルドーザーとすれ違う。広大な荒れ地を意外な早さで登ってくる様は、SF映画のような異様な光景で思わず笑った。スターウォーズみたい?

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そして仲間が待ってる山荘「本7合目・見晴館」へ向かうのだけど、8合目の山荘に出てしまったり、何回か間違えた。上から見るとどこもすぐそこに見えるので、分かりづらい。
そして降りるごとに空気が暖かくなってきて、どんどん着てるものを脱いだ。
(下るのも疲れてきたなー)と思った頃、下の方で手を振ってる人が! それが本7合目で待ってた仲間だった。

<本7合目> AM10:30頃 「見晴館」到着

高山病だった仲間はもうすっかり良くなっていて、「おかえりー!」と元気いっぱい迎えてくれた。
とりあえず、お鉢巡りに行った人たちの帰りをその山荘で待つ。約2〜3時間ほど待てば帰ってくるはず。なので、外のベンチでボーッとしたり、中でゴロゴロ昼寝したり、ラーメン食べたりして、ゆっくりさせてもらう。あーきもちーなぁー。至福の時間。
昼寝をしたことで、高山病の種のようなものも消え、スッキリ。

途中、ケガをした男の人が山荘へ来る。足が相当痛そう。どうやら骨折してるらしい。
宿の人が麓に連絡をして、運んでくれるブルドーザーを待っていたが、その間もすごく痛そうだった。装備もきちんとした馴れた感じの人だったのに、何が起こるか分からない。せっかくの富士登山、ケガで断念だけは避けたいね。

13:00前 お鉢巡りに行ってた仲間が続々と戻ってくる。
皆「しんどかったー」と口々に言っている。表情も疲れている。やっぱ私にはお鉢巡りはムリだ。
先に休んでた私たちの組は、歩みが遅いので一足先に降りることにする。

13:30頃 本7合目 「見晴館」出発。

天候が危うくなってきた。しっとり濡れるほどの霧に包まれる。雨になる前に急がねば。
5人で最終地点の5合目駐車場を目指す。休む山荘はもう下まで無い。
ここからは須走ルート名物の「砂走り」が延々と続く。それこそ砂場のようなやわらかい砂が道いっぱいに広がっていて、普通に下るととても歩きづらい。
一歩一歩踏みしめながら下ると、すぐ足の筋肉が疲労してきて、最後までもたないヤバイ感じになってくる。
なので、走るように次々体重移動する方が断然ラクなのだ。ずっと走ってるようなものなので有酸素運動的な激しさで汗はかくものの、筋肉的には随分マシ。
ここではトレッキングポールが役に立った。スキーのストックのように支点にしてホイホイッと下る。靴を砂にズブズブと埋めながら。
これが結構楽しく、「フーワッ! フーワッ! フーワッ! フーワッ!」と一足ごとに叫びながらアゲアゲ気分で走って降りる。

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↓ 砂走りはすごく長かった。けど私はとても楽しくて「砂走りだけ楽しむための専用のリフト(スキー場みたいな)ができたらいいのにー」と言ってたんだけど、仲間は却下。なんだ、私だけか?
登りはめっきり憂鬱な私だけど、砂走りではこんなにアガるんだ。そんな自分にビックリだよ。自分はこんな特性があったのか。

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<砂払 5合目> 15:00過ぎ 到着
ここで砂走りは終了。久々に看板を見て、下りてきた実感をかみしめる。

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↓ 降りてきた喜びにジュースで「乾杯!」
雨も本降りになってきて、みんな汗なのか雨なのかビショ濡れ。でも顔は明るい!

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↓ 15:20頃 砂払5合目 出発
雷がゴロゴロいいはじめて焦る。山の中の雷はコワイ。
駐車場へは、まだここから30分ほどあるというので、先を急いだ。
ここからは普通の山道だ。

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↓ 昨日、往きにお参りした神社まで来た。おわー!帰って来たーっ!
無事帰ってこれたことに感謝してお参り。

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<5合目>16:00前 到着
↓ 雨が本降りになってたけど、記念撮影。
茶屋でソフトクリームを食べてひといき。

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16:40発の御殿場駅前行きバスに乗り、本日の宿へ。
そのまま自宅に帰るより、皆で温泉宿に泊まろう、という計画。

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18:00前 宿に到着
玄関で靴を脱いだら、こぶし大ほどの土がゴソッとゲーターからこぼれ落ちた。両足とも。それほど砂走りで土に足を突っ込んでいたのかぁ。驚いた。

泥だらけ、汗だらけの体を、温泉で流しスッキリ。

↓ 下山道を間違えたという仲間も無事に帰ってきて、20:30過ぎ みんなそろって乾杯!
いやぁーこの瞬間、ウレシイねぇー! おいしいねぇー!
まぁーその晩は良く眠れた!

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<富士登山を終えて>
「成し遂げた」とか「制覇した」みたいな気持ちはあまり湧かなくて、実感したのは「仲間」。
自分には、この年になっても“富士山に行こう”って言うと、一緒に行ける仲間がいるんだなー、ってただ漠然とそう感じた。
実際、仲間がいなければ富士登山なんて一生しなかっただろうし、仲間と一緒じゃなきゃ、途中で断念してたかもしれない。一緒に行く人がいてこその富士登山だよね。感謝☆

そして、私は体力的に全く自信が無くて、そこを一番ビビってたんだけど、そういう意味では“蓼科山の方がしんどかった”んだよ。登ってる最中も「ジムでステップやってる時よりは、まだキビシく無いな」とか思ってた。
そういう意味で、キビシイ練習をしておいて本当に良かった!
味わった事の無いキビシさより、知ってるキビシさの方が克服の仕方を覚えてる。
仲間にも“蓼科山の方がしんどかった”と言ってる人がいたので、やはりそうなのかもしれないね。
富士山は、筋力的にはそこそこあればいいけど、空気の薄さとどう立ち向かうかがキモ。空気が薄いなか自分の心肺機能のご機嫌を伺い、適切なペースを作ることの方が重要になってくる気がする。やっぱり普通の登山とは違うんだなぁ。

あとは、心配してた筋肉痛。
降りてきたら、もう足腰ガクガクでビールも飲めないんじゃないか、と思ってたけど、意外と大丈夫だった。当日は。
翌日からやっぱり筋肉痛がきはじめて、翌々日の朝ったら…!
起きたら、ビックリするくらいベッドから降りられなかった(笑)。
階段なんてとんでもない、平地ですらヨチヨチ歩き。も〜足の筋肉が痛すぎてぜんぜん力が入らないの。
どれくらいヨチヨチかっていうと、「クララが立った!」くらい。
立ち上がる時は、腕をフルに使って物にすがって立つ。立ったは良いけど、いざ歩くとなったら「ハイジ、私やっぱり歩けない!」って泣くくらい、ソロリ、ソロリ。
生まれたての子鹿かよ!
外出もおっくうなので、食事もデリバリーにしたほど。それが3日は続いたね。
まー下山ではしゃぎ過ぎたんだろうね。
あれは味わった事のないダメージだった。治らなかったら実家に帰ろうかと思ったほどだったよ。

そしてビックリしたのが体重。
登山前に少しでも身軽になっておこうと必死に3kg落としたのに、富士山から帰ってきたら4kg増えてる! まさかの大増量! たった2〜3日で。ウッソーン! そりゃないゼー!
たぶん、食べれる時に食べれるだけ食べておこう、みたいなエネルギー不足危機意識がどこかにあって、糖分から炭水化物から食べまくっていた結果だと思う。
ま、1週間ほどで戻るんだけどね。コワイよね。

しかし、登る前も降りてきてからも、曇や霧が立ち込めてて富士山の雄大な姿をまともに見てない。
私が登ったのは本当に富士山だったのか、間違って他の山に登ったんじゃないか、もしかして登山自体が夢だったんじゃないか、またこれから登らなきゃいけないんじゃないか、という気すらしている。
なんだか夢のようだった。

そんなこんなで、不安でしょうがなかった富士登山ですが、無事、登頂に成功しました。
励ましてくれた方々へ、堀内孝雄ばりの大声で御礼を言いたいと思います。
「サンッキューーーー!」                  
                 

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